シッパーキーフィオのページ


by fio-arrow2

繁殖について

ずっとずーっと繁殖について書きたいと思っていたのですが、何を書いても、遺伝疾患を持った飼い主の恨み節になってしまうので、アップするのをずいぶんためらっておりました。
なるべく押さえてドライに書いたつもりです。
こういう考え方もあるという程度に読んでいただけたらと思います。

私は犬が大好きです。自分と一緒に暮らす犬はもちろん、どんな犬にも幸せになって欲しい。
そのために無責任で安易な繁殖をやめて欲しいと心から思っています。

○うちの子に一度は出産させてあげたい。
犬は出産したいと思っていません。それは人間の希望でしかないのです。出産させることは自然なことではなく、純血種はもともと繁殖を人間がコントロールして作出したもので、自然ではありません。

○産ませてお金を儲けたい
全く論外です。産ませる理由になどなりません。
一緒に暮らしている犬と、笑ったり、泣いたり、励ましあったり、毎日たくさんのものをもらっているはずです。それ以上何を欲しいというのですか?


○愛犬をどうしても繁殖したいなら繁殖について勉強して欲しい
スタンダードに沿っているか、(最低限、毛色、歯、目を確認してください)
遺伝疾患がないか、(OFAでの検査が有効でしょう。3代前までの確認であればなおよい)
繁殖してもよい性格なのか?(飼い主が手を焼くほどしつけに困っている性格なら、その子犬の飼い主も将来しつけに苦労します)
一つでも?と思っているところがあるなら勇気を持って繁殖をやめるべきです。

繁殖とは産ませて売ってしまえばそれで終わりというわけではなく、命を扱う問題ですからもっと慎重に、思慮深く行うべきです。
安易に繁殖を行うより、もう一度、愛犬との関係を見直されてはいかがですか?病気になっても薬一つ飲ませられない。コントロールが全くきかないでは、繁殖以前の問題です。

犬は人に飼われなければ生きていくことはできません。そして24時間管理が必要です。きちんと管理できなければ死んでしまうこともある。
それだけではなく、人間と暮らしていけるように正しくしつけなければなりません。楽しいことばかりではありません。
10年、長くて20年、そんなに手のかかる動物を生み出すという責任をもっと自覚してください。

遺伝疾患を持って生まれてきた場合、治療することは困難な場合が多いですから一生病気と付き合っていかなければなりません。
飼い主は病気で苦しむ犬を見て、胸をえぐられるような辛い思いをしなければなりません。

どれだけ気をつけて繁殖しても遺伝疾患のリスクはないとはいえません。でも、繁殖者がきちんと勉強し、検査をし、繁殖すること(又は繁殖をやめること)によって減らしていけると思うのです。

本当に言いたいことの10分の1も書けていないのですが、命の重みを真剣に考えて欲しいと思います。
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by fio-arrow2 | 2006-08-03 11:37